「お稽古日記」カテゴリーアーカイブ

着付け習い始めてからフォーマルな着物を初めて着るの巻

友人の結婚式でした。

着付け教室では二重太鼓の結び方は習っていましたが、時間に制限がある中、きちんと結べるか不安だったのと、伊達襟を自分で付けたことがなかったので、着付けの先生にお願いして結婚式当日の朝に直前レッスンしてもらいました。レッスンのはずだったけど、結局半分以上は先生に着せてもらっちゃった…(^◇^;)

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この付け下げは妹の結婚式のために誂えた物で、16年前にただ一度、袖を通したきりだった^ ^ ;
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帯も素敵でしょ?これからも度々着る機会があればいいな。

謡曲会

お能の発表会でした。
単衣のシーズン、昨年の発表会の時と同じ着物を着るつもりだったのですが、前日のお稽古に着ていった赤い着物を見た母の「その着物の方がいい!」という鶴の一声で急遽変更することに。その着物は私が着付けを習い始めたときに練習用に母からもらったもので、帯もその時に一緒に送ってもらった紅葉の柄の名古屋帯をすることに。しかし奇しくも発表会の仕舞の演目は「紅葉狩」。着物の色も帯の柄も演目にピッタリと見に来てくださった皆様の評判も上々だったので、この着物にして本当に良かったです。

ところが最近半幅帯ばかりしていて、お太鼓久々だった上に、この名古屋帯が少々長めでしかも変なところに折り目が付いてしまっていたので、結ぶのにえらく時間がかかり、発表会に遅刻しそうになってヒヤヒヤしました(^^;)

発表の方はというと、仕舞「紅葉狩」は前日のお稽古でシテ謡の詞章をど忘れしてしまい意識しすぎてしまったのか、本番では音程が上ずってしまいました。舞の方はなんとか一通り舞えていたようです。後で師匠にお伺いしたところ、特に型を間違えたところはなかったとのこと。隅まで歩くところもう少し先まで歩くべきというご指導だけ頂きました。

素謡「土蜘蛛」は胡蝶の役でした。初めての弱吟で難しかったですが、上手に謡えると気持ちの良い役どころ。上手く謡えたと思います。土蜘蛛は登場人物も多くて謡っていてとても楽しかったです(胡蝶は前半しか出てきませんが…^ ^ ;)
もっと上達したらこの曲の地謡を是非やってみたいです。

ちなみに前半だけ謡って後は聞いているだけの状態になったとき、そんなに時間が経っていないのに足が痛くなって終わったときに痺れて立てなくなったらどうしよう~とそればかり考えていました。板の間に二時間とか座りっぱなしの地謡って凄いんだな~。

ともかく何とか無事に終わり、母と伯母、それにたくさんの友人達も見に来てくださって、本当に幸せでした。発表会の直前1ヶ月くらい思うように練習時間が取れず柄にもなくナーバスになっていたのですが、師匠を始め皆様の励ましやご声援のおかげで本番では舞台を心から楽しむことができました。皆様、応援ありがとうございました!

お稽古日記-謡・仕舞ともに新しい曲

今月から謡も仕舞も区切りよく新しい曲、どちらも3曲目に入りました。謡は「土蜘蛛」、仕舞は「紅葉狩」。両方とも化け物系ですな~(笑)

謡は初の弱吟です。今まで習ってきた強吟とは同じ記号でも意味が違ってきます。音階もちょっとばかり複雑になります。聴いた感じは弱吟の方が強吟よりメロディアスに感じます。うまく謡えるととても気持ちが良さそう。でもまだ記号の違いに混乱しておりまして、気持ちよく謡える段階でもありません。

まずは師匠のお手本をひたすら反復することで暗記してしまいます。すっかり覚えてしまってから記号を復習することにします。暗記場所は主にお風呂と通勤途中です。謡本を見なくてもすらすら謡えるために細切れ時間をフル活用。もう周囲を気にしてなんていられません(笑) 今までも謡はだいたいこのやり方で練習してます。

仕舞は、師匠に今回はどんな曲がいい?と問われて「女性が舞う曲がやりたいです」と希望しました。兄姉弟子を見ていると武将が舞う曲がかっこいいな~と思い惹かれてしまうのですが、動きが速いと次から次へと型をこなすのが精一杯でやっつけ仕事になってしまいそうなので、ゆったりしている方が基本の型をきちっと身につける方に集中できると思ったからです。

紅葉狩のシテの本性は人間の女性でなく鬼なんです。でも男を誘惑して油断させるために(取って喰うために!)妖しくしっとり舞うべきなんだろうな~、という理想はありますが、そんな余裕をかますのは10年早いですね!

ともかく、9月の発表会でこの曲を舞わせて頂けるよう、お稽古頑張りたいと思いますヽ(´▽`)/

東京吉田嘉謡社五周年記念謡曲大会(能の素人発表会)

いよいよ本日6/29(土) 謡と仕舞の発表会なのですが、よりによってこんな時に風邪をひいてしまい絶不調の私です(汗) しかし、それを言い訳には絶対にしたくない。負けずに頑張ります!
お時間がある方は、覗きにいらしてくださいね~~(^o^)/
場所:銀座能楽堂(中央区銀座6丁目5−15)※外堀通り沿い、阪急モザイクの斜向かい
時間:11:30より
※入場無料、入退場自由です。
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[平家物語]三郎地獄に陥る

平家物語朗読教室。今日は体験の方もいらして、男性3名、女性3名でいろんな人の朗読が聞けて楽しかったぁ~(*´▽`*)
そんな中、相変わらず旧仮名遣いの読み方に慣れない私。「さぶらふ」は「さぶろう」と読まなければならないのに、いちいちつっかえてしまうのです・・・。結局、全部の「さぶらふ」にフリガナをふりましたよ。(*´-д-)フゥ-3
あと、清盛が寵愛していた白拍子「祇王」からもっと若い「仏御前」に心を移すシーンでは「清盛は目がハートになっている状態です♡」「誰でもいいので、大好きでたまらない人を思い浮かべて!」と先生のアドバイスを受けたので、とっさに一所懸命考えてみたけど、誰も大好きな人が思い浮かびませんでした・・・悲すぅーいぃ~~(ToT)

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二重太鼓アレンジ

二重太鼓の結び方を復習したくて着付け教室に袋帯を持って行ったのですが、京袋帯だったため長さが足りなかった・・Oh,No!京袋帯が短いということも知らなかった無知な私・・(-_-;)
すると、先生が短い帯でもOKの二重太鼓に似た結び方を教えてくれました。お太鼓作るときに下の部分を折り返さないで二重の輪の中に手先を通すやり方です。昔の袋帯は短かったりするらしいので、それを結ぶときにも応用できそうですよ。
結び方の名前もあるらしいんですが、先生も忘れちゃったようで・・。ネットで調べてもわからなかった。あまりポピュラーじゃないのかしらん。どなたかご存知ですか?

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平家物語朗読教室マンツーマン

平家物語朗読教室。本日は諸般の事情によりマンツーマン指導を受ける幸せに預かりました(*´▽`*) あい先生独り占め♡ 私だけへのアドバイス。何という贅沢なレッスン!時間もたっぷりなので、たくさん読むことができ、たくさんアドバイス頂きました。
数々のアドバイスの中でも本日一番のツボは「声の塊の真ん中を突き出して先端を尖らす」でした。何のことやら?と思われるかも(笑)でも私はこの言葉を聞いただけで、どう読めば良いのかがすーっと飲み込めました。そして実践もできたと思います。あい先生の表現力はいつもすごいなぁと思います。言葉の力でニュアンスをしっかりと伝えてくれる指導方法は私にとても合っているみたいです。
貴重な学びの時間をありがとうございました。二人だけの授業もとても楽しかったですが、次回はクラスのみんなと一緒にまた和気あいあいとやりたいで~す\(^_^)/

金子あいの「平家物語」ブログ: 4月のクラス日程が決まりました!

平家物語 朗読教室 in 吉祥寺 2回目

平家物語 朗読教室 in 吉祥寺 2回目。本日学んだこと。「2倍の大きな声で語る(周りの人がうるさいよ!と言うぐらい)」「とてもゆっくり語る(自分がイライラするぐらい)」「台詞は話している人の関係性がはっきりわかるような話し方をする(上から下か、下から上か)」その他、たくさん。

自分は朗読などするタイプではないと思っていました。昔から本を音読するのは苦手だったし。自分の声も嫌いだったし。でも、講師の金子あいさんも仰っていましたが「朗読」というより「語り」であると思えば、私にもできそうな気がいたしますよ。面白いお話は人様に聞かせて差し上げたいですものね!

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My扇を購入

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My扇を買いました♪

早速昨日のお稽古でも使用しました。仕舞は先月から始めましたが、今月からいよいよ課題曲の型を1つ1つ習います。師匠のお手本をマネして何とかできましたが、来月にはこれを一人でできなくてはなりません。ともかく、練習、練習、・・・。

で、実際に仕舞を家で練習してみて困ったこと。それは部屋が狭すぎる!リビングは8畳ですが家具やベッドがあるので、実質的には4畳半ぐらいしかスペースがありません(悲)。十分に気をつけないと壁に扇をぶつけてしまうはめに。とりあえず歩くところは廊下(短いですが)も活用して部分部分に分けて練習することに。マンションにお住まいの方はどのように練習場所を確保してるのでしょう?(え?お能を習う人はもっと金持ちですか??)

ちなみに謡は風呂場でも練習しています(正座して。笑)

謡は、今回初めて台詞部分を習いました。台詞の場合はただ雰囲気良く読めばいいのかな~と思っていたら、ちゃんと記号がついていました!そして記号がついていないところは勝手に上げ下げしてはいけないのです。やはり自分のクセみたいのがあって、何度か記号が無いのに勝手に上げてしまいました。台詞といえどもきちっと型があるんですね。いかにも能らしい・・と思いました。

型を何度も何度も仕込まれ続けているうちに、おのずからその型通りでしか動かなくなる(他の位置には身体の部分がいかなくなる)と萬斎さまも(徹子の部屋でw)仰っていましたが、我々素人がその域に達するのは至難の業ですね~。