「着物」タグアーカイブ

昭和な家一周年イベント

10日前のお話ですが、昭和な家一周年イベントに行って参りました。

「昭和な家」とは?

昭和30年に建てられた元小料理屋である物件を友人二人が仕事場として借り、昭和の懐かしい雰囲気を保ちつつ多くの仲間たちの手助けを受けて改装、撮影スタジオやアトリエ、教室、イベントスペース、みんなの憩いの場として活用されています。

昭和な家1955ホームページ

1年前にお披露目があって以来、時々遊びに行っていたのですが、このたび一周年を迎えたということで、友人たちと一緒に訪問してきましたo(^o^)o

二階建てなのですが、ちゃぶ台のある一階には既にたくさんのお客様が。二階に通されますと、何と懐かしの蚊帳が吊られておりました!

早速、蚊帳の中でお菓子を広げる我々(笑)

蚊帳越しに撮影していただきました。

蚊帳美人アルバム
撮影:渡部瑞穂さま

蚊帳越しに撮影すると、イイ感じにフィルターがかかりますなぁ~(*-∀-)ゞ

蚊帳美人アルバム
撮影:渡部瑞穂さま

昭和な家Facebookページで、「蚊帳美人アルバム」が公開されています↓ 素敵なポーズの美人さんがいっぱい(*´∀`)
昭和な家 蚊帳美人アルバム

階下ではプチ縁日が催されていました♪

かき氷に群がる我々。氷を削ってもらい、好きな味を自分でトッピング。抹茶あずきが人気です(^Q^)

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昭和な家の渡部瑞穂さんにかき氷を作っていただく。 撮影:ほしわにこさま

次は輪投げに挑戦!5回投げて目標の筒に輪が入れば景品をもらえます。

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見事、景品をゲット!!

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挑戦!なかなか難しいようです。

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撮影:渡部瑞穂さま

最高難度の景品は何と甲冑!!w(゚o゚)w
誰か獲得できたのだろうか・・・?

甲冑

お外ではスーパーボールすくい。すくったスーパーボールをもらうか、あるいはポイントに応じて優秀者は素敵な景品がもらえます。灼熱の太陽の下、挑戦!

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紙が水に溶けて無くなってしまった・・・。それでも輪のフチに金魚のしっぽをひっかけてすくう技を習得し、一心不乱にすくい続けます (・))<<

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景品に挑戦しない場合は5個までもらって帰れるということです。戦利品の金魚たち♪

スーパーボールGET

最後に昭和な家の玄関前で記念撮影(*^_^*)

集合写真
昭和な家の玄関前で。昭和な家のほしわにこさんと。 撮影:渡部瑞穂さま

楽しい時間はあっという間。夕方になり昭和な家においとまを。また遊びに来るね(^◇^)♪

近くの新井薬師でお参り(-人-)

新井薬師

この後、都内をドライブ。国会議事堂、迎賓館、他にもいろいろ車窓観光~。

晴海埠頭。夕日が綺麗でしたー(〃▽〃)

上野に戻ってきました。台東区の循環バスめぐりんの顔ハメ。

本日食べたモノ。昼インドカレー、夜韓国焼き肉。この日の気温は、34度、発汗!発汗!!(´-∀-`;)

楽しかったー♪ 充実の一日でした~*\(^o^)/*

着付け習い始めてからフォーマルな着物を初めて着るの巻

友人の結婚式でした。

着付け教室では二重太鼓の結び方は習っていましたが、時間に制限がある中、きちんと結べるか不安だったのと、伊達襟を自分で付けたことがなかったので、着付けの先生にお願いして結婚式当日の朝に直前レッスンしてもらいました。レッスンのはずだったけど、結局半分以上は先生に着せてもらっちゃった…(^◇^;)

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この付け下げは妹の結婚式のために誂えた物で、16年前にただ一度、袖を通したきりだった^ ^ ;
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帯も素敵でしょ?これからも度々着る機会があればいいな。

野村狂言座「蟹山伏」「花盗人」「六人僧」

4月17日(木) 18:30開演 宝生能楽堂

○解説

本日の解説(※)は野村萬斎さまです。解説は万作の会の皆さんが持ち回りでなさっていますが、誰なのかは当日行ってみないとわかりません。(※)解説者が誰であるかはチケット予約サイトでわかるそうです。(ひろみさん情報ありがとう\(^_^)/)
18時30分と早い時間に始まるこの公演、解説に間に合わないことも多いんですが、本日は半休とって会場前に到着、間に合って良かったぁ。

さあ、今回、初めて知ったことは、和泉流は謡本を刊行できないそうで。理由は家元がいないから(へぇ~)。古本屋でしか手に入らない、と萬斎さま。確かに能楽堂で和泉流の謡本は見たことないわな。

さてこれ以降、萬斎さまの解説の内容も織り交ぜまして、各演目の感想などを。

○小舞「海老救川」「田村」

「海老救川」、各地の川の名とそこで獲れるいろいろな海老の名が出てくる楽しい曲です。萬斎さまが子供の頃、初めてお稽古した時に、謡の最後の一節で吹き出したと仰っていたので、一所懸命謡に集中して聴いていたら「海老のハナゲ」という文句が!鼻毛!?海老の触覚のことらしいです。いかにも小学生男子のツボにハマりそうな単語ですよね(笑)

「田村」は能から逆輸入した曲である、と萬斎さま。我々には狂言は能の先行芸能であるという意識がある、と仰っていました。確かに現在では狂言は能の添え物扱いになっているようなところがありますから(狂言の間に休憩している観客も少なくないですし…)それに対する反発があるようですね…。

○狂言「蟹山伏」

山伏物の演目は少ないが人気があってどれもよく上演される、と萬斎さま。

山伏と強力が山で正体不明の化け物と出会い、化け物がかけた謎かけを解いて蟹の精であると見破り退治しようとするが、逆に二人とも耳を挟まれてしまう。

各地に蟹問答の民話や伝説が残っています。謎かけを挑んで答えられなかった僧侶を次々と殺していた化け物を、ある僧侶が謎かけを解き蟹の精の正体をあばいて退治した、という話です。
蟹山伏はこの話をルーツにしたと考えられていますが、民話では蟹の精は退治されるのに、狂言では反対にとっちめられるところが面白いところです(しかも殺されるわけじゃなく耳を挟まれる程度なのが微笑ましいですね)。

狂言では蟹の精など人間以外の役の場合に面をかけますが、子供が演じる場合には面をかけないんだそうです。
本日の子方は素人のお弟子さんとのことで、このように時々素人さんにも舞台を経験させているんだそうです。可愛らしく伸びやかに上手に演じていました。こういう経験をきっかけに、将来、狂言師になってくれれば嬉しいですね。

○狂言「花盗人」

他人の庭の桜の枝を盗んで、庭の主人に捕えられ縄をかけられた男。自分の不遇を儚み行為を悔いて涙を流し、桜にちなんだ古歌を詠みますが、盗人の風流な感性に感心した主人が縄を解いてやります。主人は盗人に酒をふるまい、謡や舞で宴となり、二人で桜を愛でます。満足した主人は盗人に桜の枝を与えます。

萬斎さまによると、笑うところはなく渋い曲、大蔵流の方が面白い、と仰っていました(笑)大蔵流はたくさん人が出てきますが、和泉流は登場人物が二人です。しかし、花尽くしの古詩、古歌、小謡、小舞が次々と披露されて味わい深い芸を楽しむことができ、舞台上に桜の花が飾られて春を感じられ、私は大好きな演目です。

万作さまが縄をかけられて、泣くシーン。なんだか最近、万作さまの泣くシーンをよく見ているような。万作さまの泣き姿は本当に可哀そうで見ているこちらまで切なくなります。あぁーーー、泣かないでください、万作さま…。でも、最後にめでたく終わってホッとします。

狂言には対立している者同士が最後に仲良くなりめでたく終わる曲がたくさんあります(もちろん、やるまいぞやるまいぞ~と怒られて終わるのも多いですが。笑)。風流だからと言って許してあげるところなどは心の豊かさや懐の深さを感じます。世知辛い世の中でも気持ちは斯くありたいものです。

○狂言「六人僧」

三人の男が諸国仏詣の旅に出かけるが、道中、絶対に腹を立てないという誓いを立てる。夜、一人が熟睡しているところ、他の二人がいたずら心を起こして、寝ている一人の頭の毛を剃ってしまう。目を覚ました男が二人の仕業に気付いて憤慨するが、腹を立てない誓いを立てたと返されて二人を責めることもできない。男は何とか仕返しをしたいと思う。国元へ帰り、二人の男の妻を訪ねて、夫らは川で溺れて死んでしまった、そのため自分は二人を供養するために頭を丸めて出家したのだと嘘をつく。二人の妻は悲しみ後を追って自害しようとするが、男はそれを止め、出家して供養するのがよかろうと勧め、二人の妻の頭の毛を剃ってしまう。そうして男は二人の男のもとへ引き返し、妻たちが夫は浮気するために旅に出たという噂を本気にして嫉妬に狂い刺し違えて死んだと嘘をつく。二人は最初は仕返しの嘘に違いないと信じないが、男が剃髪して得た妻たちの髪の束を遺髪だと言い差し出すとすっかり真実だと思い込み自分たちも仏門に入る決心をし頭を丸める。ところがじきに二人の男が真相を知るところとなり、妻たちをそそのかした男の妻も尼にしてやろうと息巻くが・・・。

この演目は初めて観ました。和泉流にしかないらしく、あまり上演されない曲のようです。比較的長い曲ですが、ストーリー性があって登場人物も場面展開も多く、たいへん面白かったです。
いい大人がいたずら心を起こして実行しちゃうところはいかにも狂言ぽいですが、ここまで演劇的な展開の曲は珍しいのではないでしょうか。次はどうなるんだろうとドキドキしながら拝見しました。

最初にいたずらされたシテの石田幸雄さんが機転を利かせて二人の男に一矢報いるところ、一枚上手な感じはさすがです。痛快でした!

「きりきり舞い」@明治座

明治座でお芝居を観て参りました。

昨年10月に浜町勤務になったとき職場が明治座と至近距離で、歌舞伎やコロッケさんオンステージなど楽しそうなノボリが立っており、いつか入ってみたいなぁと思っていました。文楽を一緒に観に行ってお友達になった役者さんが4月公演に出演されるということを聞き、今回めでたく初・明治座での観劇ですヽ(´▽`)/

着物友達のMちゃん誘って行ってきました。Mちゃん、花柄の小紋がよくお似合いです(*^_^*)

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明治座の玄関前で記念撮影~♪

明治座に入ると着物のお客さんが多くて、着物好きの我々は二人して興奮状態に。やっぱ着物はええわぁ~(*´▽`*)

『きりきり舞い』という江戸時代の日本橋を舞台にしたコメディ時代劇です。
原作・諸田玲子さん、脚本・田村孝裕さん、演出・上村聡史さん。
田中麗奈さんが主演で、他にも加藤雅也さん、吉沢悠さん、熊谷真実さん、板尾創路さん、山﨑静代さん(南海キャンディーズのしずちゃん)、篠井英介さんら、豪華キャストです。他に歌のおにいさん今井ゆうぞうさん、カラテカの矢部太郎さん、「あまちゃん」や「ごちそうさん」にも出ていた八十田勇吉さんなども。

出演した友人は佐々木恭祐さんといいます。お芝居に対して熱く真剣に取り組んでいる若き役者さんです。皆様どうぞご贔屓によろしくお願いいたします。↓ 彼のブログはこちら。
佐々木恭祐オフィシャルブログ

佐々木君に取ってもらった席は、2階席の最前列で舞台のすぐそばで、とても良いお席でした。

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二階最前列でかぶりつき♪

公演プログラムを見ると佐々木君のお役は「通油町の町人」とあります(通油町が最初読めなかった。トオリアブラチョウと読む。現在の日本橋大伝馬町あたりらしい)。
大勢が出てくるときには目を凝らしてどれ?どの人??と一所懸命に探す私。とても良く見える席だったのに、コンタクトレンズの度が弱くて顔まではよく見えず、さらに普段と違う和服姿・ちょんまげ頭で、しかもよく動き回るシーンが多くてなかなか本人を捉えられません。このままわからずに終わってしまうのか(汗)最後の方でようやくひょっとして瓦版屋さんでは??と(たぶん)わかりました(ヨカッタ・・・)。

<あらすじ>
作家・十返舎一九(加藤雅也)の娘、舞(田中麗奈)は結婚したいお年頃だが、奇人の父にことごとく縁談をぶち壊されてなかなか結婚できない。父はおしかけ弟子で浪人の今井尚武(吉沢悠)を家に居候させ舞と結婚させようとする。しかし父に邪魔ばかりされている舞は、父の思い通りになることを拒否。浮世絵師・葛飾北斎(板尾創路)の娘で幼馴染でもあるお栄(山﨑静代)が夫の南沢等明(矢部太郎)と喧嘩して家を飛び出し、舞の家に転がり込んできたりして、舞の身辺は何かと騒がしい毎日。そんなとき、舞が旗本の若殿に見初められ、若殿の踊りの師匠をすることに。果たして舞は玉の輿に乗って幸せな結婚をすることができるのか!?

舞は大晦日に、明日になると行かず後家と呼ばれてしまう、と言っていました。舞は十八歳という設定ですから、江戸時代は二十歳でお嫁に行っていないと行き遅れと言われてしまったのですね~。田中麗奈ちゃんはとても可愛らしくおきゃんで快活な雰囲気が江戸の町娘にぴったりでした。実生活でも茶道や着付けをなさるそうです。道理で和服での立ち居振る舞いがこなれているはずだわ~。

出演者皆さんがとてもいい味出していたのですが、私が特に気に入ったのは、南海キャンディーズのしずちゃんこと山﨑静代さん。重要な役回りで出番も多く、彼女の個性が最大限生かされるキャラクター設定で、舞と一九の物語以外にもう一つの父娘物語がここにもあり、第二の主役と言って良いぐらいの存在感がありました。
以前からボクシングの挑戦なども応援していて好きな芸人さんだったのですが、ますます大好きになりました。

踊りや歌が中心のミュージカル仕立ての場面もとても楽しく、ミラーボール風のキラキラ照明で宝塚かマツケンサンバが彷彿されます。廻り舞台を使って次々と場面展開し、花道や反対側の通路もふんだんに使って芝居が進行し、テンポよく飽きることなくあっという間に三時間以上経っていたという感じでした。

全体的に楽しく笑える場面が多かったですが、人情味たっぷりでホロリとさせられる場面もあり、最後は幸せ気分で観終わりました(*^_^*)

江戸時代のお話ということで、お芝居の本筋以外に気になったことといえば、やはり女性の着物です。ほとんどの女性が角出しの帯結びをしていたのが印象的でした。テレビの時代劇では、貝の口、吉弥、矢の字、文庫あたりはよく見かけますが、あまり角出しを見たことがなかったのでちょっと新鮮でした。調べたら江戸時代の町人の女性に角出し結びはポピュラーだったようです。同じ江戸時代であっても時期によっても違うのかもしれません。実はその日の私の帯結びも半幅帯で角出しでした。

『きりきり舞い』今月26日まで上演されています。お時間とご興味がある方はぜひご覧になってみてはいかがでしょう!?

きりきり舞い 明治座公演 特設サイト

お能の会in銀座(えどこまち)

先日のお能の発表会と催し「能への誘い」を、おでかけ会の企画で採用していただき、大勢の皆さまでお越しいただいた着物屋さんのブログに写真を載せて頂きました。
ツーショット写真はえどこまち浅草本店チーフの今泉さんです。これがきっかけにお能に興味を持たれたとのこと。今度ぜひ薪能を観に行きましょう!
来年もまた能楽堂でやります。おでかけ会の企画にぜひ加えてくださいね!(¬_,¬)b

浅草 町田 金沢八景 小平 で着物の着付け、レンタル、販売を行っている えどこまち スタッフブログ ★浅草本店★お能の会in銀座

着物勉強会(秋のコーディネート)

着付教室の催しで、着物の問屋さんの勉強会に参加してきました。歌舞伎の絵柄の帯を見たり、帯締めの種類について学んだり、最後は秋のコーディネートを参加者全員で実践。それにしても、勧進帳の帯を締めるにはまだまだ修行(度胸)が足りませんね!

勧進帳の弁慶の帯でーす。これを締めて歌舞伎見物をとおっしゃられても、歌舞伎座ではかえってハードル高いわ(笑)
勧進帳の弁慶の帯でーす。これを締めて歌舞伎見物をとおっしゃられても、歌舞伎座ではかえってハードル高いわ(笑)
私が考案した秋のコーディネートです。なかなかいいでしょう?優勝は同じ教室の生徒さんでした。
私が考案した秋のコーディネートです。なかなかいいでしょう?優勝は同じ教室の生徒さんでした。
男性用の羽裏だそうです。上は勧進帳。下は喜多川歌麿の浮世絵で遊女が持っている羽織の羽裏には達磨が描かれています。羽裏ならこれぐらいやっちゃってもいいのかも??
男性用の羽裏だそうです。上は勧進帳。下は喜多川歌麿の浮世絵で遊女が持っている羽織の羽裏には達磨が描かれています。羽裏ならこれぐらいやっちゃってもいいのかも??
新装歌舞伎座の前の第四期歌舞伎座の帯です。これを締めて古き歌舞伎座を忍びましょうか・・・。(ムリ!勇気が無い。笑)
新装歌舞伎座の前の第四期歌舞伎座の帯です。これを締めて古き歌舞伎座を忍びましょうか・・・。(ムリ!勇気が無い。笑)

二重太鼓アレンジ

二重太鼓の結び方を復習したくて着付け教室に袋帯を持って行ったのですが、京袋帯だったため長さが足りなかった・・Oh,No!京袋帯が短いということも知らなかった無知な私・・(-_-;)
すると、先生が短い帯でもOKの二重太鼓に似た結び方を教えてくれました。お太鼓作るときに下の部分を折り返さないで二重の輪の中に手先を通すやり方です。昔の袋帯は短かったりするらしいので、それを結ぶときにも応用できそうですよ。
結び方の名前もあるらしいんですが、先生も忘れちゃったようで・・。ネットで調べてもわからなかった。あまりポピュラーじゃないのかしらん。どなたかご存知ですか?

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墨流し染め実演体験

墨流し染めとは、平安時代の貴族遊びから端を成すと言われる染色技法。最初は和紙を染めていたのが、近代になって着物の染めにも使われるようになったそうです。