国立能楽堂定例公演「頼政」

一昨日、国立能楽堂の定例公演にて。狂言「腰祈」能「頼政」鑑賞しました。お天気も良く、ランチ食べてお能を堪能して優雅な休日でございましたわ~オホホホ。(その後さらに文楽にもハシゴした。笑)

ちなみに今回お能が初めてのお友達もおりまして、修羅物(主に源平の武将が主役)にしては動きが少なめの演目だったので(シテが70歳すぎのおじいさんの設定のため)退屈しないかちょっと心配しましたが、みんなそれぞれに楽しんでもらえたようです。あまり動かないけど装束はゴージャスなキンキラキンでそれ見ただけでも能を観た!って感じです(笑)

能は金剛流という京都の流派で、ここ久しく観られていなかったんですが、先週末、式能で何年ぶりかで拝見。今回も続けて観られてラッキー☆ おシテは今井清隆さんという素敵なおじさまです。シテの場合、面をかけていてお顔が見えないのが惜しい。

狂言は和泉流の三宅藤九郎家で、おシテは三宅右近さん、野村萬さんや野村万作さんの従兄弟にあたります。あと息子さん二人も共演。ここの兄弟はイケメンですなぁ~(*´▽`*)

また、お能の地謡にイケメンがいたという情報もキャッチ!韓流スターのように前髪をたらしている人がいて、金剛流やるな~と変なところに感心してしまいました。

「頼政」は世阿弥作、語りが中心で謡の詞章がたいへん美しい曲です。字幕表示もあったので予習無しでもOKでした。平家物語にはまり始めている私にはとても面白かったです。謡は上級のものであと何十年は無理っぽいから(笑)、ぜひ朗読してみたい!

翁について

「翁」について、ざっくり解説

※お能に馴染みのない方にもわかりやすいように、あえて省略・言い換え等を行ったりしています。また流儀によって異なる部分もあります。なお、明らかな誤りがある場合はご指摘いただければありがたいです。>有識者の方

「翁(おきな)」というのは特別な演目で、能・狂言の形式が確立した時代より遙か昔の形態を今に伝える、能にして能にあらず、神聖このうえない神が登場する神事です。正式には「式三番(しきさんばん)」と呼びます。

「翁」の上演中は、観客は見所(観客席)への一切の出入りを禁止されます。これは観劇ではなくあくまで神事だからです。もちろん演者の集中のためもあるでしょうが、観客も荘厳な儀式に共に参加しているという位置づけです。

演者たちが能舞台に現れる前から既に儀式は始まっています。神聖な火で生活し、祭壇を整えお清めをし、楽屋は女人禁制となります。(但し、時代を下ると共に儀式は簡略化されてきました)

能舞台での奏演も普通の能とは様々に異なっていて特殊です。

演者は、列をなして橋懸かりを渡りゆっくりゆ~っくり登場します。ただでさえ能の登場はスローなのですが、翁の場合はさらにゆっくりです。先頭は面箱持と呼ばれる役で、能面が納められた箱を恭しく掲げて歩みを進めます。その後、シテの大夫(後に翁の役を演じる)が続き、他の演者が続きます。静寂の中、全員が舞台上に揃うまでの長い時間、緊張感が高まります。

お囃子と地謡、後見は、素袍裃に侍烏帽子の第一礼装(室町時代の武士の服装)です。(普段は紋付袴)

翁では小鼓が3人登場します。他の芸能では珍しくないですが、能では通常小鼓は1人ですので、3人での演奏はとても華やかです。

普段の能の謡は古語でわかりづらいながらも普通の日本語ですが、翁では大夫が何やら呪文のような全く意味のわからない詞「どうどうたらり・・・」(流派により微妙に異なる)を謡うことから始まります。演者が正面席に向かって座ったあと、深々と頭を下げて礼をするのも珍しいことです。

演者は能面を舞台上でつけます(通常の能では能舞台に現れる前に既に面をつけていますので珍しい光景です)。最初は人間なのですが、能面をつけることにより神格化するのです。面をつけた瞬間、神が舞い降りるのだと想像してください。舞い降りた神は、天下太平・国土安穏・五穀豊穣を言祝ぎ、祝舞を舞います。

まあ、アバウトに説明するとこんな感じです(省略しすぎ?三番叟出てこないし。笑)。真面目に全部書くとすごい量になるので、この辺にしておきます。専門的解説は世の中にあふれてますし、興味があればいくらでも知ることができます。ともかく百聞は一見にしかず。一度ぜひご覧になってみてくださいな。

実は成人の日に「翁」を観る予定だったのですが、例の大雪でトラブルに巻き込まれ開始時間に間に合わず!涙を呑みました・・・_| ̄|○
ですから昨日は念願の「翁」を観られて感無量でした!!!(まぁ、正月ならどこかで観られるのでそんなにレアでもないんですけどね 笑)

個人的には丹波篠山の篠山神社で元旦の0時から奉納される「翁」をぜひ一度観てみたいと思っているのです。
参詣客が見守るなか年明けと同時に行われる神事、御神酒が振る舞われ、おひねりが飛んだりして非常に趣深いらしいです(聞いた話)。
屋外で真冬ですから当然すごく寒いらしいんですが、そのあと、お宿で熱燗とぼたん鍋(=猪鍋)が最高とか!(結局、目的はそれかい!?笑)

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式能について

昨日観てきた「式能」について少しご紹介をいたします。

奈良時代に起源を持ち、室町時代に完成した能ですが、江戸時代になって儀式として上演されるプログラムが確立されました。それが「式能」です。正式な番組編成は、神事である「翁」と、神・男・女・狂・鬼 に分類される5つの能が必ずこの順序で1日がかりで上演されます。また、それぞれの能の間には狂言(計4つ)が上演されます。

江戸幕府が江戸城で催していた儀式ですが、現在では能楽協会が毎年開催したりしています。

昨日の式能では、シテ方5流、ワキ方3流、狂言方2流、と現存する全ての流派(囃子方については全流派だったかどうかチェックしてません・・・すんません<(_^_)>)の能・狂言を鑑賞することができ、たいへん満足いたしました。人間国宝や人気役者も数多くご出演。しかも、通しで観ても8000円(脇正面・中正面席)とは安いとは思いませんか??(第一部と第二部の二公演に分かれていますので、一公演平均4000円ということになります)

お料理で言えばフルコース、といったところですね!

ちなみに、この5月にはユネスコ記念能というのがあって、「船弁慶」という演目についてのみ、シテ方5つの全ての流派による上演(能または仕舞。能は観世流のみ)が行われます。同じ演目でも流儀によっていろいろ違うのでたいへん興味深いです。これは料理に例えると「松茸尽くし」といった感じですね。

「翁」については、次の投稿でご紹介したいと思います。

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式能な一日

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国立能楽堂にやってきました。式能。これから夜7時までぶっ通しで観ます。至福!
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ガーンΣ( ̄ロ ̄lll) 人間国宝の宝生閑さまが病気ご休演です。拝見できないのも残念ですが、おかげんが心配…。
動揺のあまりピントが外れてしまいました・・(汗)
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式能。第一部が終了し、第二部の開演を待ってます。
第一部は、翁と能2番、狂言2番。例えて言うなら100キロマラソンに出場して、既にフルマラソンの距離を走ってきたけど、まだ半分以上残ってるという感じです。
万作さまの太郎冠者、相変わらず愛らしゅう〜(*´▽`*)
第二部は、能3番、狂言2番、久々に観る金剛流の能と、これまた久々の野村萬さんを楽しみにしてます!
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式能、終わりました!9時間、最後まで走りきった!(観てただけですが 笑)観てる方も体力要りますね。さすがに途中寝そうになった(^_^;)

My扇を購入

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My扇を買いました♪

早速昨日のお稽古でも使用しました。仕舞は先月から始めましたが、今月からいよいよ課題曲の型を1つ1つ習います。師匠のお手本をマネして何とかできましたが、来月にはこれを一人でできなくてはなりません。ともかく、練習、練習、・・・。

で、実際に仕舞を家で練習してみて困ったこと。それは部屋が狭すぎる!リビングは8畳ですが家具やベッドがあるので、実質的には4畳半ぐらいしかスペースがありません(悲)。十分に気をつけないと壁に扇をぶつけてしまうはめに。とりあえず歩くところは廊下(短いですが)も活用して部分部分に分けて練習することに。マンションにお住まいの方はどのように練習場所を確保してるのでしょう?(え?お能を習う人はもっと金持ちですか??)

ちなみに謡は風呂場でも練習しています(正座して。笑)

謡は、今回初めて台詞部分を習いました。台詞の場合はただ雰囲気良く読めばいいのかな~と思っていたら、ちゃんと記号がついていました!そして記号がついていないところは勝手に上げ下げしてはいけないのです。やはり自分のクセみたいのがあって、何度か記号が無いのに勝手に上げてしまいました。台詞といえどもきちっと型があるんですね。いかにも能らしい・・と思いました。

型を何度も何度も仕込まれ続けているうちに、おのずからその型通りでしか動かなくなる(他の位置には身体の部分がいかなくなる)と萬斎さまも(徹子の部屋でw)仰っていましたが、我々素人がその域に達するのは至難の業ですね~。

檀風:つづき



以前にもご紹介したワキ方が活躍する能「檀風」のお話のつづきです。

前回のお話→http://churi.pinoko.jp/nameko/?p=59

「東京では昭和48年に上演されて以来40年ぶりという稀曲中の稀曲」だそうで。これは絶対に見逃せない!!!もちろんワタクシは観に参りますわよ。後は当日まで体調を整えておくだけです(気合い入ってます 笑)

チケットもまだ入手可能とのことなので、観てみたい方はぜひ国立能楽堂までお運びくださいませ(次はいつ観られるかわかりませんヨ~)。

チラシの写真は誰なんだろう~と思っていましたが、人間国宝・宝生閑氏のお父様、宝生弥一氏だそうです。お声は貴重音源で拝聴したことがありますが、お写真ですがご尊顔を拝するのは初めてでございます。威風堂堂たる御姿でございますねえ~(*´▽`*)

平家物語朗読教室体験

女優の金子あいさんが講師を勤める平家物語朗読教室に参加してきました。

昨年は大河ドラマもあったので、平家物語はちょっとしたブームになっているようですネ。
(え?もう皆さんの興味は、綾瀬はるかの幕末にシフトしてたりしますか??)

能や文楽・歌舞伎には平家物語が題材となっている演目が数多くあります。

これまで長年、伝統芸能を観てきましたが、あまり元のお話について勉強することがありませんでした。せいぜい、少女漫画の『あさきゆめみし』で、源氏物語を知ったぐらいです。なにせ、高校時代は古文が大嫌いで毎度赤点だったのでね・・・(汗)

しかし最近、謡を習い始めたこともあり、原典にも少しばかり興味が出てきまして、時々ネットで情報収集していました。そんな折り、昨年末に金子あいさんご出演の平家物語を語るお舞台を拝見する機会をいただきました。

ストーリーを知れたらよいな~ぐらいの軽い興味で行ってみたのですが、実際に観るとこれがたいへん良かった!
語りに惹き付けられ平家物語の世界に入り込んで行けたのは言うまでもないのですが、音楽や舞がまたとても美しくて、(*´▽`*)はぅ~
トラディショナルとコンテンポラリーの融合でした。萬斎さまのボレロみたいなもんです(←また (笑))

いいもの観させてもらったなぁ~と思った私は、金子さんが一般向けに開催している朗読教室をちょこっと見学してみたくなり、昨日行ってみたわけです。

受講前の私は、先生が見本を朗読して、生徒全員が一斉にマネして朗読する、いわゆるオウム返しのお稽古を想像していました。(たまに参加している謡音読会もそんな感じ)
実際には、一人一人前に出て朗読する形式で、それに対して先生がアドバイスを与えたり物語の内容の解説をしたりします。生徒の皆さん、まだ2~3回目という方でもかなりお上手で!
あと、年配の方が多いのではと勝手に想像していたのですが、皆さんお若くて、役者さんもいらしたりして。あぁぁ~~もしやとんでもなく場違いなところに来てしまったのでは!と内心焦っていました(大汗)

小学校の国語の時間は、先生に指されて教科書を読まされないようにひたすら頭を低くしていた私でした。人前で朗読などしたことがない・・・。大丈夫か、ワタシ!?絶体絶命のピンチであります!

とにかく体験をさせていただけることになり、前に出て朗読を。初見ですから読めない漢字がいっぱいです。旧仮名遣いも間違いまくり・・。しかし、ともかく一生懸命、朗読しました(汗だく)。
すると・・なんという気分の高揚感・爽快感でしょう。朗読がこんなに気持ちの良いものだったとは!先生にもお褒めの言葉をいただき、生徒の皆さんにも拍手をいただいて、感無量でございました!!もうやみつきになりそうです♪(←単純w)

平家物語を詳しく知ることもでき、大きな声を出して気分も爽快になる、これはとても良いです!もう今から来月も参加する気満々です♪

レッスン修了後に飲み会がありまして、これがまためっちゃ楽しかったです(*´▽`*)♪ 金子さんが能を長年お稽古されているという親しみもあり、またもや能と文楽について熱く語ってしまったワタクシですが、みなさんうざくなかったでしょうか。これに懲りずにまたよろしくお願いしたいです_(_^_)_

heikerodoku
※今回のイメージ写真には果物を入れてみました。わかるかな?そう、枇杷(ビワ)でございます。平家物語には琵琶がつきものでしょ?もはやイメージ画像でも何でもなく、段々コジツケになってきました。しかもこのビワ青いし(笑)

檀風:チラシ裏面から

昨日ご紹介した「下掛宝生流 能の会」のチラシ裏面から。

演目「檀風」について。解説によると、処刑の場面があったり、親子の恩愛や敵討ちなどが描かれているそうで、ストーリー的にもかなり面白そう。文楽、歌舞伎がお好きな人にもウケそうなテーマです。(いかがですか?そこの文楽ファンのお友達!笑)

能にはファンタジー能とドラマチック能があると思うんですけど、これは劇的要素の強いドラマチック能ですね。やはりワキ方が主役だから、台詞で聴かせるシーンが多いのかしら?皆様方の熱演が期待されます!

「めったに上演されない稀曲」「脇方の重要な秘事」
レアものに弱いワタクシ、ここにもそそられておりますw

能の他に素謡、仕舞、狂言もありますが、出演者を見ておりますと・・・アッ!ワキ方の宝生閑さま始め、4人も人間国宝がおられます!地味に豪華キャストですぅ(*´▽`*)

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新春名作狂言の会

新春名作狂言の会を観て参りました。
能楽堂ではなく、新宿文化センター大ホールという大きな会場で毎年やっています。今年で何と16回目なんですね!
2階席までびっしり埋まってました。私は1階席前から6列目という罰当たりなほどの良いお席。能楽堂で観るくらいの距離です。2階席だと声はなんとか聞こえるでしょうが、オペラグラスが必要ですね。

和泉流の野村万作家(東京)、大蔵流の茂山千五郎家(京都)のコラボレーション。「蚊相撲(かずもう)」(大蔵流)、「柑子(こうじ)」(和泉流)、「茸(くさびら)」(和泉流)と良演目です。

狂言の前に恒例のトークショーがありました。
最初に茂山正邦さんが一人でお出ましになり「蚊相撲」の解説。観客の反応が、あれあれ?萬斎様はー?という雰囲気を露骨に呈していたのか、正邦さんが「そうですよね、早くのぼう様に会いたいですよね?」と気を遣ったりして。いえいえ正邦さんの京都弁、もっと聞いていたかったですよ~。

そして萬斎さま、もったいぶってご登場(笑)
その後は二人のトーク(漫才?)です。東西の言葉の違いの話やら何やらあって(あんまり狂言に関係ない、ただの世間話ぽかった 笑) その後「雪山(ゆきやま)」という曲の小舞謡を二人同時に舞って謡うというコラボ!流派が違うので当然、節回しや舞の型が違ったり、同じところもあったり。謡がずれたり不協和音を奏でるのも、これまたご愛敬。なかなか面白い試みでした。舞は最初は全然違っていましたが、途中からはほぼ一緒でしたね~。

そして、正邦さんは次の「蚊相撲」の出演準備のため、いったん楽屋裏に引っ込みます。で、萬斎さまが一人でトークとなったのですが、「柑子」「茸」の解説の他、装束や着物のお話など。着付けは5分でOKとか、補正をするのに綿入れを着ているとか。萬斎さまは細っこいので綿入れの下にさらにチョッキを着たりしているそうです。チョッキ!昭和なボキャですね(笑)

さて、演目の方ですが、「蚊相撲」と「茸」は、見れば誰でも笑えるわかりやすい人気演目です。中でも「茸」はキノコの精がたくさん出てきて、動きも面白く、現代のコントみたいにドタバタしていて、かなり笑えます(^▽^)

あらすじ:屋敷に人間ほど大きいキノコが生えてきて取っても取ってもなくならず困っている者が、山伏に法力でキノコを退治するよう依頼するが、山伏が祈祷してもキノコがなくなるどころかますます増えていき、終いには二人にイタズラしたりし始め・・。

キノコが舞台上を歩き回るのですが、背筋を伸ばしたままお尻が床につきそうなぐらい腰を落として(つまり姿勢良くしゃがんで)つま先歩きで素速く移動するのです!これは体力がいるなあ~。萬斎さまは山伏役だったので、体力温存です(笑)

いろんな種類のキノコが出てきてとても可愛かったです。今回は能舞台でないので、客席すぐ横の舞台袖からもキノコが出てきたりして(まさに神出鬼没な演出!)前方左端にいた私は至近距離でキノコが疾走するのを見られて幸運でした♪

よく上演される演目ですので(海外公演でもよく上演される:萬斎さま談)ぜひ一度ごらんになってみてくださいな!

さて、昨今、体調不良で地方公演をいくつか休演なさっていた万作さまですが、今回は予定通り「柑子」に出演されました。とりあえずお元気そうなご様子に本当に安堵いたしました~(*´-д-)フゥ-3 お歳もお歳ですからくれぐれもご無理なさらず、末永く良いお舞台を拝見したいものです。

「柑子」は15分足らずの小品ですが、なかなか小洒落た曲です。掛ことば(ダジャレですね)や平家物語の引用などもあり、楽しむにはちょっとした教養が必要な作品です。まあ、今回は萬斎さまの事前の解説があったため、教養のないワタクシでも全く問題なし!(笑)

「蚊相撲」は蚊の精が出てきて人間をだまして血を吸おうとします。でも人間も途中でアイツは蚊に違いないと気づいて対抗し・・。
蚊の精がとてもユーモラスで楽しい作品です。大蔵流の狂言、最近は山本東次郎家ばかり観ていて、久々に茂山家を観ました。茂山千五郎家は自らの芸をお豆腐狂言と称していて、親しみやすさがウリです。同じ流派なのに芸風が全く違う!東次郎ファンの私ですが、茂山家もまたえ~な~と思ってしまったのでした。

kusabira
今回のイメージ写真。亡父と今は中学生になった姪がキノコ採りに行った時(10年前)のとても良い写真があったので使用しました。ま、キノコつながりってことで!(笑)