代々木能舞台「通小町」

代々木能舞台でお能を観てきました。東京オペラシティなど高層ビルが数多く立ち並ぶ初台駅の近くにひっそりと佇む異空間。現在では珍しくなったお屋敷内舞台で、東京唯一の屋外舞台だそうです。国の有形登録文化財として登録されています。家の中でお能を観ているような不思議な感覚。畳に座布団なので足しびれは必至ですが(笑)一番後ろの席でもとても舞台が近いです!

本日の演目は「通小町」。小野小町に恋した深草少将が、小町から百夜通えば愛を受け入れると無理難題をふっかけられ、九十九夜まで頑張って通ったけど、ようやく百夜目というところで死んでしまいます(カワイソー)。で、二人とも亡霊となったのですが、少将が執心から小町の成仏を妨害するというなんともやるせないお話(袖を引いて引き留めたりして能にしては結構リアルな演出)。でも最後には悟りを開いて成仏してしまうんです。ハッピーエンド・・なのか??

代々木能舞台 能「通小町」9月28日

代々木能舞台公式ホームページ