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お稽古日記-謡・仕舞ともに新しい曲

今月から謡も仕舞も区切りよく新しい曲、どちらも3曲目に入りました。謡は「土蜘蛛」、仕舞は「紅葉狩」。両方とも化け物系ですな~(笑)

謡は初の弱吟です。今まで習ってきた強吟とは同じ記号でも意味が違ってきます。音階もちょっとばかり複雑になります。聴いた感じは弱吟の方が強吟よりメロディアスに感じます。うまく謡えるととても気持ちが良さそう。でもまだ記号の違いに混乱しておりまして、気持ちよく謡える段階でもありません。

まずは師匠のお手本をひたすら反復することで暗記してしまいます。すっかり覚えてしまってから記号を復習することにします。暗記場所は主にお風呂と通勤途中です。謡本を見なくてもすらすら謡えるために細切れ時間をフル活用。もう周囲を気にしてなんていられません(笑) 今までも謡はだいたいこのやり方で練習してます。

仕舞は、師匠に今回はどんな曲がいい?と問われて「女性が舞う曲がやりたいです」と希望しました。兄姉弟子を見ていると武将が舞う曲がかっこいいな~と思い惹かれてしまうのですが、動きが速いと次から次へと型をこなすのが精一杯でやっつけ仕事になってしまいそうなので、ゆったりしている方が基本の型をきちっと身につける方に集中できると思ったからです。

紅葉狩のシテの本性は人間の女性でなく鬼なんです。でも男を誘惑して油断させるために(取って喰うために!)妖しくしっとり舞うべきなんだろうな~、という理想はありますが、そんな余裕をかますのは10年早いですね!

ともかく、9月の発表会でこの曲を舞わせて頂けるよう、お稽古頑張りたいと思いますヽ(´▽`)/

お稽古日記ー仕舞も始めました

今年初のお稽古日記。年も明けたし、新たな気持ちで、新しいことに挑戦だ!

■謡
「今回は拍合です。前回の拍不合の規則はいったん忘れてくださいね」と先生に言われ・・、前々回に拍合をやっているんですけど、もうすっかりその規則忘れてしまっています(汗) 物覚えの悪さ天下一品(-_-;) 何となく謡えていたのは耳コピーと暗譜のおかげだったのか。再度、記号とルールの整理をば・・と赤ペン先生ごとく謡本に記入して復習です。

■仕舞
今月から仕舞のお稽古を始めました\(^_^)/ \ワーイ/
他のお弟子さんのお稽古をある程度様子見してからやるかどうか決めようと思ってたんですけど、見る機会が巡ってこないうちに、まぁとにかく始めてみれば何とかなりますかね、とお気楽に開始宣言しちゃいました。
そして始めてしまってから、他のお弟子さんのお稽古をようやく見ることができたのですが、うぅ~なんかものすご~く難しそう・・。自分にできるのだろうか?とちょっと不安になりましたが、とにかく頑張ってみますよ!

初回はお作法のお稽古から。舞い始める前・舞い終わった後の歩き方や構え、扇の開き方・閉じ方。あとは能の歩き方を少し。舞う前から美しく!,゜.:。+゜とのご指導です。和服の着付け用に買った姿見、仕舞の練習にも使うことにしよう。 次に能を観に行くときは、仕舞のお作法を特に凝視してしまうと思いますw

「養老」という曲の舞を習います。先生に見本で舞っていただきました。プロの舞を至近距離で拝見できるのもお稽古する者の特権。勉強のために動画を撮らせていただきました。秘蔵映像として一人で楽しみますよ♪・・もとい、よく拝見して勉強いたしますよ~(@^▽^@)

能の動きは、以前習っていたベリーダンス(辞めたわけではない、休んでるだけ・・のつもり)や先日温泉旅館で友達にちょこっと教わったバレエとは全く違う動きですよねー。特にバレエとは真逆な感じです。でも、姿勢を良く保つ必要があるのが踊り系は皆共通しています。普段、姿勢が悪くなりがちな仕事をしているので、これで姿勢を正したいと思いますわ(*´▽`*)

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ハシゴ:謡音読会→花の会

本日は、国立能楽堂(謡音読会)→観世能楽堂(花の会)へ、ハシゴ。
昨日、国立劇場で文楽を観たので、気が高ぶってなかなか眠れず、4時間しか寝ていないうえに寝坊して、道に迷って走ったりして、これは絶対に演能中に寝ちゃうモードですw

で、狂言「月見座頭」の時は、大好きな山本家だったというのに、爆笑劇ではなかったこともあり、ちょっと眠かった・・(本当は名曲なのでもったいない・・)。

しかし、能「屋島」は、面白かった!全く寝るどころじゃないです。

源平、屋島の戦いをベースにした源義経が主人公のお話です。

小書(特殊演出)に奈須與一語が付き、間狂言で有名な「那須与一」(扇の的)の一節を仕方を交えて語るのは、我らが野村萬斎さま。これがまた何とも良い芸なんですね~。語りに引き込まれてしまい、全く目が離せませんでした。中正面の方を向いたときは、何回も目が合っちゃいましたし(←妄想 笑)

シテは観世流宗家、観世清和氏。なんかすごーく良かったです。これまで宗家の芸についてはあんまり印象が無かったのですが(20年以上前のイケメンぶりやマスコミからの扱われ方などばかりが印象に・・失礼ながら)、アレ?宗家、こんなに上手かったっけ??結構やるじゃん!と思いました。(←ナゼに、上から目線? 笑)

まあ、そんなこんなでお能デイを楽しんだ1日でした。

それにしても、なぜ何十回も行っている観世能楽堂に行くのに道に迷ってしまったのだろう。今日の松濤はトワイライトゾーンでした。小春日和の真っ昼間だったけど。

謡のお稽古(3回目)

謡のお稽古3回目。体験稽古から使っていたプリント「鶴亀」(月宮殿の~)は卒業して、今日からは謡本を使い「鶴亀」を改めて冒頭から習います。これまでは拍合(ヒョウシアイ)だったのが、今回は拍不合(ヒョウシアワズ)。拍子に合うか合わないかで同じ符号でも意味が違う・・次から次へといろんな規則が出てきます。規則を理解するだけでも数年かかりそうです・・。
今回、コツが必要だと思ったのは「含」という記号の「フんッ!」と鼻に抜くような発声です。「日月」が「じフんッげフんッ」となる(とても文字では書き表せません…)。う~ん、難しい・・(-_-;)
写真は、能「鶴亀」が舞台で演じられる様子の挿絵です。子方(子どもの能役者)が鶴と亀の冠を戴いてます。そういえば私は「鶴亀」を能では観たことがないような気がします。可愛いらしい鶴と亀の舞を観てみたいものですね。

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謡の初稽古

本日は謡のお稽古、初日でした。前回のお稽古体験で習った部分を一人で謡わなければならないので、体験の時より緊張、ふぅ~(*´-д-)フゥ-3 でも何とか謡うことができました。そして次の部分はさらに難しく・・!うーん、大丈夫か?自分。
今習っている部分は鶴亀という曲の一節でおめでたい席で謡えるんだそうです。この曲をマスターしたらおめでたい席に呼んでください、ぜひ(笑)
写真はお稽古で使う謡本です。この1冊に5曲が収められていて月1ペースだと5年以上かかるそうです。1冊終える頃に5歳年取ると思うとなんかすごいですよね!

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謡&仕舞の稽古体験

伝統文化の誘いで講師をなさった吉田篤史先生の謡&仕舞のお稽古場見学に行って参りました。謡については実際にお稽古を体験。お腹から声出すのって気持ちがいいです!仕舞は先生が私だけの為に(←ここがポイント)舞ってくださいました (〃▽〃)はぅ~。で、ついに念願かなって入門しちゃいましたよ\(^O^)/ ひょっとしたら、お稽古日記をアップする・・かもね・・?
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