ご近所の浅草公会堂で、新春浅草歌舞伎「勧進帳」を観てきました。いやぁ~、好きな演目なんです。
「勧進帳」は元々、能の演目「安宅」のパクリ、いや、リスペクト作品です(笑)能が題材になっている歌舞伎や文楽の演目は、松羽目物といって、舞台の大道具や衣装が能そっくりとなっております。
台詞まわしも能の形式を取り入れており、長唄の中に謡曲風の節回しがあったり、お囃子も鳴り物による演奏だったり、間狂言の衣装までマネしていて、かなり能に近いです。
ワタクシ、能の演目の中でも「安宅」が大好きなんですよ。能にしてはお芝居色がより一層強い感じで面白くて全く飽きない。そういったエキサイティングなストーリー展開もあって、歌舞伎との歩み寄りが起こりやすかったのかも知れませんね。
武蔵坊弁慶役は、市川海老蔵さん。新春浅草歌舞伎にはなんと14年ぶりの出演だそうです。新年を言祝ぐ「口上」を含め、エビゾー(親しみをこめてこう呼ばせていただきます( ̄ー ̄))は、今回公演の全ての演目に出演です。
エビゾーが初めて弁慶役に挑んだのもこの浅草だそう。当時まだ21歳であまりの大役に抜擢され「緊張するタイプではないが(笑)、足が震え、手が震え、言葉が出てこなかった」そうです(口上より)。
「勧進帳」の弁慶といえば、現役の歌舞伎役者では何と言っても松本幸四郎さんですよね。既に1000回以上も演じてます(スゲー!)私も幸四郎さんの弁慶が一番好きです。てか、歌舞伎役者の中で一番好き。かっこいい~(●^o^●)
今日のエビゾーを観ていたら、幸四郎さんに比べると勧進帳の「読み上げ」など演技の部分は少しあっさりしている?ような印象を受けましたが、見得や舞はたいへん良かったと思います。豪快なうえにも美しさがありましたよ!
最後に花道で「飛び六方」を見せるのですが、三階席ゆえ残念ながら視界の外だったので、そこは想像で!「成田屋ッ!(*´▽`*)」

