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檀風:発表!

お能を観に行く時はだいたい、好きな演目や演者(特にシテ)を選んで観に行きます。同じおシテの舞台を拝見できるのは年に1回か2回ぐらいなもんです。しかし、選ぶ選ばないに関わらず、能楽堂でちょくちょく会ってしまう方々がいます。それはワキ方の皆さん!なぜならば、彼らは能には欠かせない存在にも関わらず、とーっても数が少ないからなのです。
ワキ方の最大流派は下掛宝生流です。それでも全国で26人しかいません(能楽協会に登録されている正会員の人数。ワタクシ調べ)。特に東京ではこの流派がワキ方のほとんどを占めています。
しょっちゅう能を観に行っていると、同じおワキに何度も遭遇し、結果的におシテよりもよく見ちゃってるため、なんだか勝手に知り合いみたいな感覚になってます。アラ、またお会いしましたね、みたいな(笑)(アチラは知らん~という感じでしょうケド 笑)

で、その下掛宝生流が主催する公演が3月17日に国立能楽堂であります(これが言いたかった!)。「檀風(だんぷう)」という曲が上演されます。ワキが活躍する演目らしいですよ!これは見逃せない!もちろん私も観に行きます(当然デショ?)。
ご興味がある方は、ぜひぜひお出かけくださいませ。まだ、良いお席が残っているようですよ♪ チケットの取り方がわからない方は、私に言っていただければお教えしますです!
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張良

本日は観世能楽堂でお能を観てきました。観世流シテ方の松木千俊さんの独立二十五周年記念の会ということで、ほぼ満席、晴れ着の女性も多くとても華々しい雰囲気でした。

勝ち戦の武将が豪快に舞う「田村」も、涙なしには観られない「隅田川」も、我らが萬斎さまの「伊文字」も、すべて良かったですが、私の今回の一番のお目当ては何と言っても「張良(ちょうりょう)」なんです!
「張良」はお能の中では珍しい、ワキが大活躍する演目です。ワキ方の重い習い物(演じるのに特別の許可が必要な演目)とされています。否が応でも期待が高まりますね!

ざっくりしたあらすじ:
黄石公(=シテ)が、ほぅらこれを取ってこい、取ってこられたら兵法の奥義を伝授するぞ、と沓(くつ)を脱ぎ川に投げ落とすと、張良(=ワキ)が川に入り激流にもまれて沓を取ろうと悪戦苦闘するが、そこに突如現れた龍神(=ツレ)が沓を奪い取ってしまった。しかし、張良は剣を抜き果敢に戦いを挑んで龍神から沓を奪い返し、めでたく兵法の奥義を伝授される。
※黄石公=秦代中国の兵法の祖、張良=後に劉邦に仕えた秦代~漢代の軍師

この激流にもまれて沓を取ろうとする場面のワキの動きが、通常の能では見られないダイナミックな型の連続です。身体を大きく反って回転したり、つま先立ちで横歩きしたり(普段は摺り足なのに!)、テンポ良くスピーディに展開します。とてもエキサイティングなこの場面は、この曲一番の見どころとなります。

黄石公が沓を川に落とす場面は、実際には黄石公が沓を脱ぐのではなく、後見が後ろから沓を舞台前方に投げます。ここがちょっとした緊張の場面。舞台から落ちないように投げなくてはなりません。で、今日はもう少しで舞台から落ちるんじゃないかというギリギリの端っこに着地しました!

前回、張良を観た時も舞台の端っこに着地して、投げた後見が「アッ!!」という表情をしたのが見えたのですが、今回はおシテさんの蔭になって投げた瞬間の後見さんの表情は見えず。しかし、後見座に下がった後の平然とした表情を拝見するに、ふふん、オレのコントロールどんなもんだい!という自信にすらあふれて見えました(笑)実際、舞台の真ん中などに落ちてしまったら、張良が動きにくくてしょうがないでしょうから、ぎり端っこに落とすのがベストなんでしょうね!

今回、張良を演じられた村瀬提さんは福王流のワキ方です。しゅっとしたイケメン能楽師さんでしたね(笑)福王流というのは人数がとても少なく、東京には数人しかいないと聞いたことがあります。流派による違いというのは(張良をそんなに観たことがないこともあり)よくわかりませんでしたが、流派の芸を今後につないでいって欲しいですね~。

今日は後ろのオバチャンたちがずーっとおしゃべりしたり何やらゴソゴソしていてなかなか集中できなかったのですが(私もまだまだ鍛錬が足りませぬ・・)、張良を観たらスカッとしてイヤなこと全部忘れてしまいましたよ(*´▽`*)

※写真はイメージです!沓はこんなのでなく中国風のでしたよ。大中に売ってそうな(笑)

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お稽古日記ー仕舞も始めました

今年初のお稽古日記。年も明けたし、新たな気持ちで、新しいことに挑戦だ!

■謡
「今回は拍合です。前回の拍不合の規則はいったん忘れてくださいね」と先生に言われ・・、前々回に拍合をやっているんですけど、もうすっかりその規則忘れてしまっています(汗) 物覚えの悪さ天下一品(-_-;) 何となく謡えていたのは耳コピーと暗譜のおかげだったのか。再度、記号とルールの整理をば・・と赤ペン先生ごとく謡本に記入して復習です。

■仕舞
今月から仕舞のお稽古を始めました\(^_^)/ \ワーイ/
他のお弟子さんのお稽古をある程度様子見してからやるかどうか決めようと思ってたんですけど、見る機会が巡ってこないうちに、まぁとにかく始めてみれば何とかなりますかね、とお気楽に開始宣言しちゃいました。
そして始めてしまってから、他のお弟子さんのお稽古をようやく見ることができたのですが、うぅ~なんかものすご~く難しそう・・。自分にできるのだろうか?とちょっと不安になりましたが、とにかく頑張ってみますよ!

初回はお作法のお稽古から。舞い始める前・舞い終わった後の歩き方や構え、扇の開き方・閉じ方。あとは能の歩き方を少し。舞う前から美しく!,゜.:。+゜とのご指導です。和服の着付け用に買った姿見、仕舞の練習にも使うことにしよう。 次に能を観に行くときは、仕舞のお作法を特に凝視してしまうと思いますw

「養老」という曲の舞を習います。先生に見本で舞っていただきました。プロの舞を至近距離で拝見できるのもお稽古する者の特権。勉強のために動画を撮らせていただきました。秘蔵映像として一人で楽しみますよ♪・・もとい、よく拝見して勉強いたしますよ~(@^▽^@)

能の動きは、以前習っていたベリーダンス(辞めたわけではない、休んでるだけ・・のつもり)や先日温泉旅館で友達にちょこっと教わったバレエとは全く違う動きですよねー。特にバレエとは真逆な感じです。でも、姿勢を良く保つ必要があるのが踊り系は皆共通しています。普段、姿勢が悪くなりがちな仕事をしているので、これで姿勢を正したいと思いますわ(*´▽`*)

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新春浅草歌舞伎「勧進帳」

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ご近所の浅草公会堂で、新春浅草歌舞伎「勧進帳」を観てきました。いやぁ~、好きな演目なんです。

「勧進帳」は元々、能の演目「安宅」のパクリ、いや、リスペクト作品です(笑)能が題材になっている歌舞伎や文楽の演目は、松羽目物といって、舞台の大道具や衣装が能そっくりとなっております。
台詞まわしも能の形式を取り入れており、長唄の中に謡曲風の節回しがあったり、お囃子も鳴り物による演奏だったり、間狂言の衣装までマネしていて、かなり能に近いです。

ワタクシ、能の演目の中でも「安宅」が大好きなんですよ。能にしてはお芝居色がより一層強い感じで面白くて全く飽きない。そういったエキサイティングなストーリー展開もあって、歌舞伎との歩み寄りが起こりやすかったのかも知れませんね。

武蔵坊弁慶役は、市川海老蔵さん。新春浅草歌舞伎にはなんと14年ぶりの出演だそうです。新年を言祝ぐ「口上」を含め、エビゾー(親しみをこめてこう呼ばせていただきます( ̄ー ̄))は、今回公演の全ての演目に出演です。
エビゾーが初めて弁慶役に挑んだのもこの浅草だそう。当時まだ21歳であまりの大役に抜擢され「緊張するタイプではないが(笑)、足が震え、手が震え、言葉が出てこなかった」そうです(口上より)。

「勧進帳」の弁慶といえば、現役の歌舞伎役者では何と言っても松本幸四郎さんですよね。既に1000回以上も演じてます(スゲー!)私も幸四郎さんの弁慶が一番好きです。てか、歌舞伎役者の中で一番好き。かっこいい~(●^o^●)

今日のエビゾーを観ていたら、幸四郎さんに比べると勧進帳の「読み上げ」など演技の部分は少しあっさりしている?ような印象を受けましたが、見得や舞はたいへん良かったと思います。豪快なうえにも美しさがありましたよ!

最後に花道で「飛び六方」を見せるのですが、三階席ゆえ残念ながら視界の外だったので、そこは想像で!「成田屋ッ!(*´▽`*)」

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※写真はエビゾーからの連想です(笑)

野村狂言座

今年初の能楽堂、昨日、狂言の会に行って参りました。
野村万作さまが定期的に行っている「野村狂言座」。演目は「鍋八撥」「素袍落」「業平餅」狂言のみ三番で解説つき。それと素囃子「男舞」。もちろん萬斎さまもご出演です♡

会場は少々、女子率高めな感じ(年齢問わず)? 狂言の会だからというのもあるかも。

そうそう、私の母も萬斎さまを大のお気に入りで、正月に帰省したときも萬斎イイ、萬斎オモシロイと連発してました。母は狂言の舞台を一度も観たことが無いのです。無いというのに何故に好き?テレビの「ぴったんこカンカン」で安住アナに狂言を教えるところを観て好きになったそうで。なるほどー。今度東京に遊びに来た時には、ぜひホンモノの狂言の舞台を見せてあげたいと思います。

正月のお能といえば「翁」でしょうが(もちろん「翁」もこれから観に行きますけどー)狂言の会で笑い初めするのも、縁起が良いですね~。狂言のみ、というのも気楽でいいです。予習も要らないし。お正月ということでおめでたい演目もあり、気持ちよく終わる作品ばかりでとても楽しかったです♪

「業平餅」は平安時代の歌人・在原業平が主人公。業平役は萬斎さまでした。最近、萬斎さまを見る時は、間狂言(能の一部として演じる狂言)か、頭の回転が速く悪知恵が働いたりいたずらをしかけたりするような役ばかりだったので、今回のちょっとのほほ~んとしてアホっぽい(笑)業平の役は、また全然違った味が出ていてなかなか面白かったですよ。

そして、万作さまの可愛らしさといったら・・!あんなに可愛らしい82歳がいるものでしょうか!?「業平餅」では、業平に醜女をおしつけられる傘持ち役を演じましたが、二人のおとぼけコントがもう秀逸!二人とも最初はその娘の顔も見ずに嫁にもらおうとするのですが、娘の顔を見た瞬間の萬斎さまの驚愕の様子(演技っぽくなく素に見えた 笑)、そして、万作さまの思いっきり腰を抜かす演技(本当に腰が抜けてしまったのではないかと心配になりました・・(^_^;))。もう会場、大爆笑です!そして最後は色男の業平が押しの強い醜女にすっかり惚れられて追いかけられて終わるお約束のパターン(笑)

不細工な女性を笑い物にする作品ではありますが、狂言に出てくる女性は強くてたくましいので、全くイヤな感じはいたしません。色男親子は、実際にもそういうこと過去にあったかもしれませんネ(笑)

さて、近頃はイメージ写真の作成にはまっていたのですが、正月ボケか、写真のネタがすぐに思いつかなかったので、今回はイラストを描いてみましたよ。「業平餅」の主人公、在原業平です。少女漫画風(笑)
今回、席が最後列で、萬斎さまのお顔が良く見えませんでしたので、イラストはあくまでイメージです!!
narihiramochi

鷹姫

本年の観能納めは、イエーツ原作、新作能「鷹姫」でございました(ホントに今年はこれで最後です、お名残惜しゅう~)。

この演目を観るのはおそらく十数年ぶりで、観る前は非常にワクワクしておりましたが、観終わっての感想は、もちろんとても良かったのですが、やはり初めて観た時ほどのインパクトはなかったです。ちと期待が大きすぎたのカモ・・(^_^;)

しかしながら、後から反芻して一つ一つ思い出してみるとやはりすごい作品だと思いました。

初めて観たのがいつだったか誰が出演していたか忘れてしまいました。観る前は「新作能?フフン、そんなの面白いのかね?」と生意気にも上から目線だったのですが(なんて恐れ多い・・)、観た後は、これは能と言うより完成された新しい演劇だと非常に深い感銘を受けたのを覚えています。

「鷹姫」は新作能といっても初演が1967年で、これまで何度となく上演されているので、もはや定番作品と言えるでしょう。

今回の配役は、「鷹姫」友枝昭世、「空賦麟」山本東次郎、「老人」梅若玄祥、「岩」その他大ぜい(略してゴメン 笑)
友枝さんは喜多流、東次郎さんは大蔵流(狂言)、梅若さんは観世流でして、流派を超えた共演です。

そういや、友枝さんと東次郎さんは、先日観た小原御幸でもご一緒でした。お二人とも人間国宝です。ゴージャス共演アゲイン!

ちなみに、東次郎さんは、私が日本一愛らしいと思っている能楽師さんです♡

75歳の東次郎さんが若者 空賦麟(クーフーリン)を熱演、これがすごく良かったです。それにしても個性強すぎw どうみても東次郎以外の何者でもないクーフーリン(笑)

友枝さんは、本当に鳥のように華麗に舞っていました。鷹というより鶴か白鳥のような美しさです。先日の小原御幸とは対照的に動き速い速い!本当に72歳ですか!?(笑)

梅若さんは老人の役。呪縛に囚われ、あげくに霊になっちゃった老人を好演。梅若六郎玄祥の名で演出も手がけています。新作能に意欲的なお方。

「鷹姫」では、「岩」という合唱隊がいわゆる地謡にあたると思うのですが、本来の能のように大人しく座ってなくて歩いたり動いたりします。 全員、半仮面をつけていて、もう誰が誰だかわかりません(笑) 印を結ぶなど、通常の能では見られない面白い所作もありまして、この「岩」の演技が「鷹姫」を特徴付けているとも言えます。

開演前後に能舞台や客席の照明を落としたり、上演中も客席の照明はいつもより暗めとなっていて、その辺りは現代劇のような感じです。開演18時でしたが、実際に始まったのは18時10分過ぎで、その10分間を待つ薄暗い観客席は異様な静寂に包まれていました。

従来の能の形式に囚われない新しい試みを取り入れて作られ、数々の才能ある能楽師や関係者が携わり、改作を重ねて40年以上に渡り上演されてきたこの作品が、完成度の高い傑作であることは間違いありません。

「鷹姫」作者の横道萬里雄氏が今年、お亡くなりになったということで、今回は追悼公演と言ってもよいかもしれません。豪華キャストのこの舞台を拝見し、年末最後の良い締めくくりとなりました。

来年もたくさんお能を観まくるよ!! それでは皆さま、よいお年をお迎えください!

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※写真はまるっきりイメージです(笑) 劇中の「岩」にちなみ、我が地元、北海道は某海岸の奇岩「三本杉」の写真を使用。だんだんいいかげんになってゆくな~(苦笑)

喜多六平太記念能楽堂「二人の会」

日曜日に、喜多六平太記念能楽堂で「二人の会」を観てきました。
前々から一度観に行きたいと思っていたのですが、今回が最終回ということで、急遽チケットを入手しました。今回、初めて着物で能楽堂に行きましたよ♪

狂言『大黒連歌』
大好きな山本東次郎さんがシテで、きらびやかな装束に身を包んだ大黒さまが縁起を語り舞を舞う楽しい曲でした。爆笑するところはないんですけど、人間国宝ともなると、このように味わいのある演目がよく似合います。
舞の時に、半回転ジャンプを三連続!とても75歳とは思えません!

能『小原御幸』
あらすじ:平家滅亡の折り、安徳天皇とともに入水したが助けられ、大原の寂光院でひっそりと暮らしていた建礼門院は、ある日、後白河法皇の御幸を受け、乞われるまま平家一門の西海での苦しみの有様を語る。

舞は全くなく、動きもほとんどなく、謡がメインの曲でした。お能が初めての人にはちと辛いかもしれません。

謡本持参のお客さんがいつもより多めです。
また、今回は謡曲集と思われる活字本のコピーをお持ちのお客さんもたくさんお見かけしました。この手の観客は、能を研究されている方、日本文学を勉強されている学生さん、あとは能マニアです(笑)

私も以前は謡曲集の詞章を予習して持って行ってたんですが、最近はあらすじが頭に入っていれば特に準備することもなく・・。でも今回は持参して詞章を味わった方が良かったかなぁと思いました。時々、隣のおじいさんの謡本をチラ見してたりしましたが(笑)

そのおじいさんが、謡本をめくったり、コンビニ袋から飴を出したり、水を飲んだり、その度に結構大きな音を立てていて、斜め前で詞章のコピー片手に熱心にメモを取っていたおじさんが、何度も後ろを振り返って忌々しそうにおじいさんを一睨みするのでした。
そういうのって気になり始めると止まらないんですよね。わかりますわかります。

でも私は案外おじいさんの立てる音は気にならなかったんですよね。むしろ風邪をひいていて咳が出そうになるのを抑えるのに必死になっていたので、残念ながらあまり集中できず・・・。あぁ~もったいない・・。

次回、この演目を観る機会があれば、詞章持参で行こうと思います。
でも、この配役の組合せでの小原御幸はたぶん二度とないんですよね・・・。
本当に能の舞台は一期一会であります。

futarinokai

文楽鑑賞教室

文楽鑑賞教室に行ってきました。
演目は「靱猿」と「恋女房染分手綱」。それに、大夫、三味線、人形遣いの方々によるわかりやすい解説もあり、とても面白かったです。

「恋女房染分手綱」(重の井子別れの段)は、文楽で最も私の涙腺を緩ます演目で(能の「隅田川」と二大巨頭です 笑)上演前の大夫さんによるあらすじ解説を聞いている段階でもう胸にこみ上げるものが・・。実際、舞台も感動的でたいへん良かったです。

さて、本来、学生さんのための鑑賞教室です。高校生(中学生なのかも?)の団体や外国人の団体が来ていましたよ。
高校生たちは、玄関前に全員、体育座りして開場を待ちます。とっても賑やか。やっぱり皆で校外に出るとはしゃいでしまいますよね(ちなみに上演中は皆さんとてもお利口さんでした)。
先生が鑑賞時の注意事項などを話します。おしゃべりしない、居眠りしない、椅子など劇場のモノを壊さない(過去にそういうことがあったらしい・・)、などなど。
で、先生は言いました。「“歌舞伎”を観た後は…(以下略)」
先生、観るのは”歌舞伎”じゃありませんから!残念っ!!!

bunrakukyoshitsu

宝生会月並能

宝生能楽堂で宝生会月並能を観てきました。本日の席は、最近だんだん貧乏になってきたので(笑)中正面席、だけど前から2列目です。観客もまばらですこぶる快適快適♪(関係者さんには申し訳ないですが(^_^;))。
中正面席は本舞台を斜めから見る感じになります。中正面席は柱が邪魔で見えない部分が多くなるので通常一番お安い席なんですが、私は舞台全体が立体的に見えるので割と好きです。

本日の演目、能「巻絹」狂言「横座」能「松風」能「車僧」。

古来「熊野松風に米の飯」という言葉があり、能の「熊野(ゆや)」と「松風」は米の飯のように飽きない、という意味らしいです。噛めば噛むほど味が出る、という意味もあるとか。他に、能楽師さんの生活の糧という意味・・と、どこかで読みましたがこれが本当かは定かではありません。
私はこの言葉を聞くとなぜか「巨人・大鵬・玉子焼き」を思い出してしまいます(笑)。どちらも日本人が好きなもの・・ってところで共通でしょ?

「車僧」では、白頭という小書き(特殊演出)がついており、シテは老体ということになりどっしりした格調高い演出となる、と解説にありましたが、シテの近藤乾之助さんは実際でも84歳、白頭でなくても重厚な存在感。時折、後見が立ち上がるのを手助けする場面もありましたが、あのお年であれだけ足腰も上半身もしっかり姿勢を保持して堂々と舞われていたのは、さすが80年近くプロとして舞台に立ってきた大ベテランの貫禄でした。ホントすごいな!

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謡のお稽古(3回目)

謡のお稽古3回目。体験稽古から使っていたプリント「鶴亀」(月宮殿の~)は卒業して、今日からは謡本を使い「鶴亀」を改めて冒頭から習います。これまでは拍合(ヒョウシアイ)だったのが、今回は拍不合(ヒョウシアワズ)。拍子に合うか合わないかで同じ符号でも意味が違う・・次から次へといろんな規則が出てきます。規則を理解するだけでも数年かかりそうです・・。
今回、コツが必要だと思ったのは「含」という記号の「フんッ!」と鼻に抜くような発声です。「日月」が「じフんッげフんッ」となる(とても文字では書き表せません…)。う~ん、難しい・・(-_-;)
写真は、能「鶴亀」が舞台で演じられる様子の挿絵です。子方(子どもの能役者)が鶴と亀の冠を戴いてます。そういえば私は「鶴亀」を能では観たことがないような気がします。可愛いらしい鶴と亀の舞を観てみたいものですね。

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