「能・狂言」カテゴリーアーカイブ

ハシゴ:謡音読会→花の会

本日は、国立能楽堂(謡音読会)→観世能楽堂(花の会)へ、ハシゴ。
昨日、国立劇場で文楽を観たので、気が高ぶってなかなか眠れず、4時間しか寝ていないうえに寝坊して、道に迷って走ったりして、これは絶対に演能中に寝ちゃうモードですw

で、狂言「月見座頭」の時は、大好きな山本家だったというのに、爆笑劇ではなかったこともあり、ちょっと眠かった・・(本当は名曲なのでもったいない・・)。

しかし、能「屋島」は、面白かった!全く寝るどころじゃないです。

源平、屋島の戦いをベースにした源義経が主人公のお話です。

小書(特殊演出)に奈須與一語が付き、間狂言で有名な「那須与一」(扇の的)の一節を仕方を交えて語るのは、我らが野村萬斎さま。これがまた何とも良い芸なんですね~。語りに引き込まれてしまい、全く目が離せませんでした。中正面の方を向いたときは、何回も目が合っちゃいましたし(←妄想 笑)

シテは観世流宗家、観世清和氏。なんかすごーく良かったです。これまで宗家の芸についてはあんまり印象が無かったのですが(20年以上前のイケメンぶりやマスコミからの扱われ方などばかりが印象に・・失礼ながら)、アレ?宗家、こんなに上手かったっけ??結構やるじゃん!と思いました。(←ナゼに、上から目線? 笑)

まあ、そんなこんなでお能デイを楽しんだ1日でした。

それにしても、なぜ何十回も行っている観世能楽堂に行くのに道に迷ってしまったのだろう。今日の松濤はトワイライトゾーンでした。小春日和の真っ昼間だったけど。

宝生会月並能

宝生能楽堂で宝生会月並能を観てきました。本日の席は、最近だんだん貧乏になってきたので(笑)中正面席、だけど前から2列目です。観客もまばらですこぶる快適快適♪(関係者さんには申し訳ないですが(^_^;))。
中正面席は本舞台を斜めから見る感じになります。中正面席は柱が邪魔で見えない部分が多くなるので通常一番お安い席なんですが、私は舞台全体が立体的に見えるので割と好きです。

本日の演目、能「巻絹」狂言「横座」能「松風」能「車僧」。

古来「熊野松風に米の飯」という言葉があり、能の「熊野(ゆや)」と「松風」は米の飯のように飽きない、という意味らしいです。噛めば噛むほど味が出る、という意味もあるとか。他に、能楽師さんの生活の糧という意味・・と、どこかで読みましたがこれが本当かは定かではありません。
私はこの言葉を聞くとなぜか「巨人・大鵬・玉子焼き」を思い出してしまいます(笑)。どちらも日本人が好きなもの・・ってところで共通でしょ?

「車僧」では、白頭という小書き(特殊演出)がついており、シテは老体ということになりどっしりした格調高い演出となる、と解説にありましたが、シテの近藤乾之助さんは実際でも84歳、白頭でなくても重厚な存在感。時折、後見が立ち上がるのを手助けする場面もありましたが、あのお年であれだけ足腰も上半身もしっかり姿勢を保持して堂々と舞われていたのは、さすが80年近くプロとして舞台に立ってきた大ベテランの貫禄でした。ホントすごいな!

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謡のお稽古(3回目)

謡のお稽古3回目。体験稽古から使っていたプリント「鶴亀」(月宮殿の~)は卒業して、今日からは謡本を使い「鶴亀」を改めて冒頭から習います。これまでは拍合(ヒョウシアイ)だったのが、今回は拍不合(ヒョウシアワズ)。拍子に合うか合わないかで同じ符号でも意味が違う・・次から次へといろんな規則が出てきます。規則を理解するだけでも数年かかりそうです・・。
今回、コツが必要だと思ったのは「含」という記号の「フんッ!」と鼻に抜くような発声です。「日月」が「じフんッげフんッ」となる(とても文字では書き表せません…)。う~ん、難しい・・(-_-;)
写真は、能「鶴亀」が舞台で演じられる様子の挿絵です。子方(子どもの能役者)が鶴と亀の冠を戴いてます。そういえば私は「鶴亀」を能では観たことがないような気がします。可愛いらしい鶴と亀の舞を観てみたいものですね。

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伝統芸能フォーラム能楽公演(第二部)

第二部は「隅田川」(観世流) です。本日は能楽堂ではないので、普通のホールのステージ上に特設能舞台が設置されています。

「隅田川」のあらすじ。人買いにさらわれた子を探して都から東国に下った物狂いの女が隅田川の渡し守から一年前に川岸で亡くなった子どもの話を聞き、その子が我が子であることを知ります。渡し守に導かれ我が子が眠る塚に案内された女が念仏を唱えると子どもの亡霊が現れます。女は我が子に近寄り抱こうとするのですが、悲しいかな亡霊なのですりぬけて消えてしまいます。

子方(子どもの能役者)を出す演出が是か非か、世阿弥とその息子元雅(隅田川の作者)との間で議論された、というのは有名なお話だそうで(本日の解説にもありました)。

悲しみの絶頂の場面で、子方が「なーむーあーみーだーぶーつー」と謡ったり、舞台上に現れると正直「クスッ」って思ってしまったりもして(失礼ながら・・というか子どもが出てくるとやはり微笑ましいんですよねー)。

だがしかし!我が子を抱こうとすり寄る母を何度もかわす子どもの所作が、何ともやるせなさや悲しさを誘うんですね~。ハンカチを目に当てる女性のお客さんも数多くいらっしゃいました(実際この演目は最初からハンカチをスタンバイしている人が多いような気が・・)。謡が上手なおじさまがたも目頭を熱くされていましたよ。

本日のおシテは鵜澤久さんという女性のベテラン能楽師さんでしたが、他の能楽師さんより小柄なので、悲劇の母の演技がたいへんリアルな感じがいたしました(お能にリアリティを求めてはいけないんですけど・・)。とても良かったです。

「隅田川」演劇的要素が強くとても良く構成された曲だと思います。時間も長くないので初心者にもオススメ。ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょう?

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伝統芸能フォーラム能楽公演(第一部)

本日は雨でしたね-。江戸東京博物館に伝統芸能フォーラム能楽公演を観に行きましたよ。

第一部は観世喜正さんによる解説です。この方は能楽師さんですが、お話がとてもお上手でまるでTVのアナウンサーか司会者のようです。これまでも何度か聞いたことがありますが、ユーモアを交えた軽妙な語り口で、いつもお話に引き込まれてしまいます。

「隅田川」は伊勢物語がベースとなっている演目で、その辺りの教養があると劇中の台詞や歌の掛け合いもより楽しめるわけでして、このような解説は非常にありがたいものですネ。

喜正さんの、「ゆりかもめ」をなぜ「都鳥」と名付けなかったのか、「業平橋駅→東京スカイツリー駅」「伊勢崎線→スカイツリーライン」と、伊勢物語のゆかりを感じさせる由緒ある名前を変えてしまったのはいかがなものか・・というくだりには会場からも笑いが。そうか、あの地名は伊勢物語由来だったのか!とまた一つ賢くなりました。そう考えると名称変更はやっぱりモッタイナーイですね。東武鉄道さんは千年以上前のことはもう知らん、今を未来を生きなければと必死なのかしらん?

また、今回は謡体験もありまして、てっきり歌の方かと思いきや全員で台詞を謡うという、これは初めての体験。私は前から2列目に陣取っていましたら、周りのおじさまがたのそれはそれはお上手なこと。きっと謡を習われているのでしょうね。小学校の時から学芸会ではいつもエキストラで台詞が大の苦手な私も、おじさまたちにつられて楽しく台詞を謡えましたわ~(*´▽`*)

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謡の初稽古

本日は謡のお稽古、初日でした。前回のお稽古体験で習った部分を一人で謡わなければならないので、体験の時より緊張、ふぅ~(*´-д-)フゥ-3 でも何とか謡うことができました。そして次の部分はさらに難しく・・!うーん、大丈夫か?自分。
今習っている部分は鶴亀という曲の一節でおめでたい席で謡えるんだそうです。この曲をマスターしたらおめでたい席に呼んでください、ぜひ(笑)
写真はお稽古で使う謡本です。この1冊に5曲が収められていて月1ペースだと5年以上かかるそうです。1冊終える頃に5歳年取ると思うとなんかすごいですよね!

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誓願寺

能楽堂からタダイマ~。舞台、とっても良かったですぅ~(*´▽`*)

ただ一つだけ本当に残念だったのは、舞台の最中に誰かのケータイが鳴ったことです。しかもおシテさんが最も気持ちを込めていたと思われるクライマックスの序之舞の出だしのところで!
これまでも時々、演能中の携帯着信には遭遇しましたが、今回ほど残念なタイミングでの発生はありませんでした。腹立つより悲しかったです(T_T)
係の人が電源をお切りくださいと再三呼びかけていたのに・・。マナーモードでも振動の音は結構聞こえるものです。ましてや今日のは大きく音が鳴り、しかもその人は「もしもし」と出てました!その声がはっきり最前列まで聞こえてきましたもの。
せっかく良い気分でお能を観ていたのに水をさされました。でも、演者さんたちはもっと落胆したでしょうね。

それでも、今日の舞台は本当に素晴らしかったです!(*´▽`*)
仏教的な話で言葉は難しかったけど、序之舞がとても美しく、何も無い能舞台の上に極楽浄土と阿弥陀如来様が見えたような気がしました,゜.:。+゜

いやあ、お能って本当にいいものですね!

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神楽坂の矢来能楽堂にて。本日の演目は「誓願寺」。仏教色が強く美しい大曲とのこと。正面席、ラッキーにも最前列です!(*´▽`*)

謡&仕舞の稽古体験

伝統文化の誘いで講師をなさった吉田篤史先生の謡&仕舞のお稽古場見学に行って参りました。謡については実際にお稽古を体験。お腹から声出すのって気持ちがいいです!仕舞は先生が私だけの為に(←ここがポイント)舞ってくださいました (〃▽〃)はぅ~。で、ついに念願かなって入門しちゃいましたよ\(^O^)/ ひょっとしたら、お稽古日記をアップする・・かもね・・?
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代々木能舞台「通小町」

代々木能舞台でお能を観てきました。東京オペラシティなど高層ビルが数多く立ち並ぶ初台駅の近くにひっそりと佇む異空間。現在では珍しくなったお屋敷内舞台で、東京唯一の屋外舞台だそうです。国の有形登録文化財として登録されています。家の中でお能を観ているような不思議な感覚。畳に座布団なので足しびれは必至ですが(笑)一番後ろの席でもとても舞台が近いです!

本日の演目は「通小町」。小野小町に恋した深草少将が、小町から百夜通えば愛を受け入れると無理難題をふっかけられ、九十九夜まで頑張って通ったけど、ようやく百夜目というところで死んでしまいます(カワイソー)。で、二人とも亡霊となったのですが、少将が執心から小町の成仏を妨害するというなんともやるせないお話(袖を引いて引き留めたりして能にしては結構リアルな演出)。でも最後には悟りを開いて成仏してしまうんです。ハッピーエンド・・なのか??

代々木能舞台 能「通小町」9月28日

代々木能舞台公式ホームページ

ユネスコによる「無形文化遺産 能楽」第二回公演

9月に楽しみにしていた数年ぶりのお能に骨折のため行けなくなりかなり落胆していたのですが、ついに行ってきました!

2009年12月5日(土) 国立能楽堂
ユネスコによる「無形文化遺産 能楽」第二回公演
能「半蔀」・狂言「宗論」・能「鵜飼」

歌舞伎は東京出張の際にたまに見ていて、文楽も札幌で地方公演を見ていたのですが、お能はおそらく10年近く見ていなかったように思います。あぁ~~、懐かしかった~~。

やむなく行けなくなった方からチケットを譲っていただき、急遽行くことにしたのですが、とても楽しめました♪ 前日寝不足で途中で睡魔が襲ってきたりもしましたが・・。

狂言の山本東次郎さん、好きなんですよねぇ~。狂言って能に比べると面白くて柔らかいイメージがあるんですが、山本家は台詞がきまじめで堅い(?)感じがして、それがかえってキュート♡茂山七五三さんとの共演でしたが、同じ流派なのに芸風が全く違っていて面白いですねぇ~。

「半蔀」のアイ狂言の茂山千之丞さんがご病気で、七五三さんが代役なさってました。千之丞さんも好きなんだけど・・ご病気大丈夫かしら?心配です・・。